需要が高まる感染管理認定看護師

感染管理の専門知識を有する看護師は、新型コロナウイルス感染症の流行が原因でニーズが高まっています。
日本看護協会のコロナ対応の調査結果によると、感染管理認定看護師並びに感染症看護専門看護師などの7割以上が、コロナ対応で中心的な役割を果たしていると発表されています。当調査は2020年9月8日から、同年同月28日当時にかけて実施されました。
当時1番多かった感染管理認定看護師の声は、新型コロナに関連した職員からの相談対応でした。次いでゾーニングの整備及び周知や感染症対策マニュアルの見直し、あるいは改訂などが、調査結果として多く聞かれました。
新型コロナウイルス感染症の流行を機に、感染管理における体制整備以外にも、個人防護具の着脱、検体採取方法などを教える研修会も実施されるようになっています。

医師不足と医療技術の高度化あるいは高齢化社会の到来により、感染管理認定看護師の需要は非常に高まっている現状があります。
感染管理認定認定看護師は一般の看護師と比較して、特定分野に特化した知識や経験を活かした、集中的なケアを施すことが可能です。他にも患者の状態に応じた指導といった幅広い業務が可能であるため、さらにニーズが拡大すると考えられています。

感染管理認定認定看護師は特定看護分野において、実践と指導や相談などの役割を果たすことが期待されています。
実践とは、個人と家族や集団などに対して、看護における熟練した技術を用いて高いクオリティの看護を施すことを指します。指導は看護実践を通じて、看護師に指導を行う役割を指します。相談はコンサルテーションを、看護師に対して実施する役割を指します。